ラミネート済、ラミネート不要の耐水紙「ラミフリー」。坪量:230g/m2を満たす用紙種類を設定すれば、ほとんどの場合、問題なくプリント可能です。
ラミネート不要のレーザープリンター専用耐水紙「ラミフリー」は、当社オリジナルのレーザープリンター用紙として、幅広く、様々な業種の皆様から、ご利用いただいています。
レーザープリンターやレーザータイプのカラー複合機(MFP)、プロダクションプリンターでプリントすることが可能な耐水紙です。
ラミフリーに関して、時々、いただくのが「使っているプリンター(カラー複合機)で、ラミフリーをプリントできますか?」というご質問です。
プリント可能か、どうかは、簡単に調べられますので、その方法をご紹介します。
また、プリンターメーカーの中には、各メーカーのホームページなどで公開されている場合がありますので、一部をご紹介いたします。
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ラミネート加工が要らない!耐水紙「ラミフリー」とは
耐水紙「ラミフリー」とはどのようなものなのかを、まずご紹介します。
紙とフィルムの貼り合わせ
耐水紙「ラミフリー」は、ベースになる紙に専用フィルムを貼り合わせた耐水紙です。耐水性を持ちながら、紙を使用することでコストを抑え、適度なコシも備えています。
ラミフリーは中層の紙自体にも特殊加工を施しているため、端面からの浸み込みにも高い耐水性を発揮します。
プリントするだけで、ラミネート加工したように仕上がりますので、ラミネート作業の手間と時間を全て削減できます。
小売店のPOP、飲食店のメニュー、ホームセンターの屋外POP、マニュアル作成、建設現場での各種掲示物などで活用が広がっているプリンター用紙です。
従来、ラミネート加工(ラミ加工、パウチ加工)していた分の時間を全て削減できることが、用途が拡大しているポイントです。
残業時間の削減や時短、仕事の効率アップ、働き方改革の一環として、従来のラミネートに代わって、ラミフリーを採用されるケースがどんどん増えています。
高い耐水性と耐久性
ラミフリーをプリントした後、水槽にドブ浸けしてみました。
半日程度浸けていても、端面からの水の浸透はほとんどみられません。
耐水性、耐久性に優れたラミフリーは、水から出して、水分を拭き取れば、POPとして、繰り返し利用することができます。
それ位、丈夫な用紙です。
ホームセンターの園芸売り場や建設現場の各種掲示など、散水や雨のかかる屋外への掲示にも、多くの採用事例があります。
しっかりとした厚み
ラミフリーをプリントする場合、厚手の用紙に設定し、手差しトレイから給紙することがポイントです。
ラミフリーは、坪量:230g/m2、紙厚:0.21mmのしっかりとしたコシのある用紙です。
この厚みが、プリントできるかどうかの判断材料になります。
私が日頃使っている富士フィルム DocuPrint C4000 dを例にとると、プリンタードライバーから、手差しを選択し、用紙種類に坪量:230g/m2を満たす設定があるか、どうかを探します。
厚紙2(170~256g/m2)があります。厚紙3(257~280g/m2)でもプリント可能です。これが基本になります。
このように坪量:230g/m2を満たす用紙種類を持っていれば、ほとんどの場合、問題なくプリントできます。
この頃発売されているA3サイズのカラーレーザープリンターやカラー複合機では、ほとんどのケースが、230g/m2の用紙のプリントが可能になってきています。
A4サイズのプリンターでは、230g/m2を満たす用紙種類を持っていない場合もありますので、ご注意ください。その場合は、トナーの定着が弱く、爪で擦るとトナーが簡単に剥がれてしまうなどの現象が見受けられます。
印字する画像によっては、コート紙2(170~256g/m2)にしたり、うら面設定、プリンターメーカーによっては「OHPフィルム」などの設定にすることで良好な印字結果を得られる場合があります。
また、画質タイプを写真やPOPなどにすることでも、印字のニュアンスは変わってきますので、印字する画像によって使い分けてください。
プリンターの機種によって用紙設定や手差しトレイなどの表現が異なります。ご使用になる機器の取扱説明書をよくお読みください。
耐水紙「ラミフリー」 対象機種
耐水紙「ラミフリー」の対象機種について、ご利用実績のある機種などをまとめますので、ご参考にしてください。
- 以下のプリンターはご利用実績のある機種ですが、画質やトナー定着などの印字品質を保証するものではありません。参考情報としてご利用ください。ご使用にあたっては、実際に出力される画像にて事前にお試しください。
- 連続して複数枚を印刷する場合、印刷した用紙は、小まめに排紙部から用紙を取り除き、1枚ずつはがして、熱を逃がしてください。印刷した用紙をそのまま重ねておきますと、熱と用紙の重みにより画像が転写する場合があります。
- 機種によっては、トナー定着が弱い場合があります。その場合は、1枚ずつ給紙されることを推奨いたします。
- 前述しましたように、用紙種類に坪量:230g/m2を満たす設定があれば、ほとんどのプリンターでラミフリーのプリントは可能です。以下の機種に限りませんでのご注意ください。
富士フイルムビジネスイノベーション
機種 |
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ApeosPort-VII / DocuCentre-VII |
ApeosPort-VI / DocuCentre-VI |
ApeosPort-V / DocuCentre-V |
DocuCentre SC2021 |
DocuCentre-V C2263 |
DocuCentre-IV C2263 |
ApeosPort-V C3320 |
DocuPrint C5000d / C4000d / C5150d / C4150d C3450d / C2450 C2110 / C1100 C3350 / C3200A CP400d / CP400ps / CP200w / CP100b |
Xerox iGen 5 150 Press |
Xerox iGen 150 Press |
Versant™ 3100 / 2100 / 180 / 80 Press |
Iridesse™ Production Press |
Color 1000/800 Press |
DocuColor 7171P / 5656P / 1450GA |
リコー
機種 |
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RICOH IM C6010/C5510/C4510/C3510/C3010/C2510/C2010 |
RICOH SP C841/C841M/C841a1/C841M a1/C840/C840M/C840a1/C840M a1 |
RICOH Pro C9210/C9200 |
コニカミノルタ
機種 |
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bizhub C287/C227 |
bizhub PRESS AccurioPress |
キヤノン
機種 |
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LBP 5910F/5910 |
EPSON
機種 |
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LP-S9070 |
上記の機種に限らず、用紙種類に坪量:230g/m2を満たす設定があれば、ほとんどのプリンターでラミフリーのプリントは可能です。ご使用にあたっては、実際に出力される画像にて事前にお試しいただくことをお勧めします。
また、この対象機種一覧は随時見直しを図って参ります。プリンターメーカー様からの情報提供もお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
ユニークなプリンター用紙
「ラミフリー」のもう一つの大きな魅力になっているのが、ラミフリー型抜き品のラインナップです。
ラミネート不要のレーザープリンター専用耐水紙「ラミフリー」は、しっかりとしたコシがあり、大変丈夫な用紙です。
このラミフリーをマイクロミシンで型抜きし、手で簡単に切り離すことができ、自分で組み立てられる用紙としてラインナップしているのが、ラミフリー型抜き品です。
三角立体POPやスイングPOPなどに型抜きすることで、手作りでは大変な時間と手間がかかる特殊形状のPOPを、1枚からオンデマンドプリントできるユニークな用紙です。
以下のページで詳しくご紹介しています。
特殊形状のPOPを1枚からオンデマンドプリント可能!ラミネート不要の耐水紙「ラミフリー」の便利な型抜き品
上記以外にも、P.I.Y.通信には、ラミフリーに関連するコンテンツをたくさん用意しています。
右のカテゴリーから、「ラミフリー」をクリックいただきますと、関連するコンテンツをご覧いただけますので、是非、ご参考にしてください。
プリンターやカラー複合機をご提案します。
「ラミフリーをプリントするのに、最適なプリンターやカラー複合機を紹介して欲しい。」というご要望をいただく機会が増えてきました。
当社では、複数のプリンターメーカーの機器を販売していますので、ニュートラルな立場から、お客様のニーズを様々に検討し、ベストなプリンターやカラー複合機をご提案いたします。
プリンターの導入をご検討の方は、下のオレンジの「お問い合わせフォーム」から件名に「プリンターの導入」と入れていただき、お問い合わせをいただければと存じます。
※「ラミフリー」は株式会社中川製作所の登録商標です。
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