ダミーサンプルに最適!1枚から作れるフィルムパッケージ。デザイン検討のためのモックサンプルや撮影用のダミーサンプル、展示会出展用のパッケージなどに最適です。
フィルムパッケージ印刷、いわゆる軟包装の印刷はグラビア印刷が主流です。グラビア印刷は非常に綺麗な印刷ができますが、比較的ロットが大きいため、まとまった数量が必要になります。
また最近ではデジタル印刷機などと呼ばれる印刷機があります。こちらはデジタルと言う名が表すとおり印刷版を必要としません。
デジタル印刷機には電子写真方式やインクジェットなどいろいろな印刷方式があり特徴は様々ありますが、版がいらず比較的小ロットから対応でき、可変のデータを印刷できる点が大きなメリットといえます。ただし小ロットといっても数M~数十Mの少量は難しいものがあります。
グラビアやデジタル印刷機のパッケージの印刷はいずれも実際の製品を包装する量産を目的とした方法となります。
しかしデザイン検討のためのモックサンプルや展示会出展用のパッケージ、撮影用のダミーなど、量産印刷の前に数枚だけ必要であったり、印刷の仕上がりを待っていては時間が間に合わない、そもそも実際の印刷はしないがサンプルが必要といったシーンは多く見受けられます。
当社ではフィルムパッケージのダミーサンプルや、モックアップ、デザインサンプルなど細かなニーズにお応えする、1枚から作成できる出力サービスを承っております。
見た目は実際のグラビア並みに!
大判インクジェットプリンターと、当社が開発した透明OPPメディア、及びヒートシール可能なシーラントとなるCPPフィルムで作成します。
プリンターはエプソンエコソルベントインクジェットプリンター[SureColor SC-S80650]による高精細かつ9色+ホワイトインクで、広い色域の印刷を実現します。
ホワイトインクによる下地に白を印刷(白打ち)した一般的なフィルムパッケージ印刷の表現が可能です。
フィルムの構成
フィルムの構成は一般的なグラビア印刷と同じように透明フィルムの内側から逆像で印刷。そのあと製袋加工が可能なCPPフィルムをラミネートします。
裏側のCPPフィルムは透明タイプとアルミ蒸着タイプをご用意。部分的に透明窓がついたデザインや、アルミの下地を生かしたデザインが可能です。
またデータ上で白インクの濃度を変えてグラデーションにし、段々と透けるイメージやアルミの下地が出てくるようなデザインも表現可能です。
貼り合わせたフィルム厚は100μをきる厚みとなっております。実際の軟包装フィルムと比較してしまうとやや厚みを感じますが、ダミーやモックサンプル用途と考えれば、十分に柔軟な包装袋としての質感を感じることができます。
透明やアルミ蒸着のデザインも
透明窓付きの出力イメージ。右は裏側から見た様子。透明窓になっている部分以外に白インクを乗せることによって絵柄をはっきり見せ、部分的に透明を作り出すことができます。
こちらはアルミ蒸着フィルムを貼り合わせたイメージ。右はアルミ蒸着を貼り合わせる前の裏から見た状態。
下地のアルミを生かす場合も同様に部分的に白インクを乗せない印刷をします。文字やイラストは白インクを乗せてはっきりと目立たせます。
背景の青いグラデーション模様には白インクを乗せていません。アルミの質感を生かしたメタリックブルーになっているのがわかりますでしょうか。
内側から印刷していますので、表面はフィルムの質感・光沢感がそのまま生きています。
また白インクの隠蔽性も良く、下地を拾わず色鮮やかに表現します。
このようにグラビア印刷でできる表現は、データの作り方次第でほぼ再現することができます。
ヒートシーラーによる製袋
印刷面の裏側(袋の内側)はヒートシール適性のあるCPPフィルムとなっております。実際のパッケージフィルムと同様に熱溶着による製袋が可能です。
三方シール、サイドシール袋、背貼りガゼット、マチ付きガゼットなど様々な形状が作成可能です。
背貼りガゼット袋
三方シール、サイドシール袋
製袋加工も承りますが、卓上のヒートシーラーがあれば、お客様でも作成できます。
卓上シーラーによる袋の作り方は、こちらもご覧ください。
当サイト内「ここまでリアルに作れる!フィルムパッケージのモックサンプル」
サンプルをご用意しております。
まずはサンプルを見て確認したいという方、ぜひご連絡ください。
またダミーパッケージ、モックサンプル、少部数のフィルムパッケージにご関心の方はお気軽にお問合わせください。
お待ちしております。
関連記事「エコソルベントインク搭載プリンターで、フィルムパッケージのデザイン、モックアップ、プルーフを作成」
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