台紙、剥離紙の無いゼロセパラベル、ライナーレスラベル。SDGsにどのように貢献できるかを考えます。
ラベル用紙の剥離紙は、台紙やライナー、セパレーターなどと呼ばれます。
ゼロセパラベルは、剥離紙の無いサーマルラベルです。そのようなラベルをライナーレスラベルやノンセパラベルなどと呼ばれることもあります。
剥離紙がまるまるありませんので、大きく、環境面に貢献できる製品です。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルを使用する場合に、SDGsにどのように貢献できるかを考えてみます。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルを利用する企業が、環境、社会に配慮ある事業活動をしていることを具体的にアピールしようとした時に参考にしていただけると思います。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベル
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルは、台紙、剥離紙がありませんので、そのまま貼れます。
ラベルを台紙から剥がす必要がありませんので、作業効率が高まります。
台紙、剥離紙のある従来のラベルとゼロセパラベル、ライナーレスラベルを比較し、環境配慮型のポイントを挙げてみます。
- 台紙、剥離紙がありませんので、省資源です。
- 従来ラベルの剥離紙は、産業廃棄物となるのが一般的です。ゼロセパラベルなら剥離紙の廃棄処理に掛かるコストを削減できます。
- 剥離紙有りのラベルと同じ直径の場合、一例では、約1.6倍のラベルが巻けます。剥離紙ゼロにより、コンパクトになり輸送コストや在庫スペースを低減できます。
- ダイカットラベル(サイズの決まった型抜きされた剥離紙付きラベル)ではムダが出たり、2枚貼りしているようなケースが、ゼロセパラベルでは全面ラベルとなり、1枚で効率的に情報をプリントすることができ、ムダが出ません。
専用のライナーレスラベル用のプリンターが必要です
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルは、粘着面がプラテンローラーなどに直接触れます。
このため、ライナーレスラベル用のシリコンゴムローラーを使ったり、機構を改良している場合がほとんどです。
従来の剥離紙有りのラベルをプリントしていたプリンターでは、プリントできませんのでご注意ください。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルをプリントするには、専用のライナーレスラベル用のプリンターが必要です。
メーカーによっては、ライナーレスラベル用の専用対応キットを用意している場合もあります。
ライナーレスラベル用のサーマルラベルプリンターを取り扱っております。ご関心のある方は、お問い合わせフォームからお願いします。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルの用途
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルの主な用途としては、以下が挙げられると思います。
- 食品表示ラベル
- 食品計量ラベル
- 宅配サービスのオーダーチェック用ラベル
- テイクアウトサービスのオーダーチェック用ラベル
- 物流用ラベル
- …など
環境配慮型の製品ですから、今後も、用途は広がりそうです。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルにご関心のある方は、お問い合わせフォームからお願いします。
製紙業界と紙に関わる誤解
当社は製紙メーカーから原材料を購入し、印刷・加工を施し、プリンター用紙(紙製品)として製品化し、販売している会社です。紙業界の中で、事業活動している会社です。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルも、また、製紙メーカーから原材料を購入し、製造しています。
ベースとなる紙の環境への影響について、考えてみます。
製紙業界を挙げて、取り組んでる広報活動に、日本製紙連合会発行の「紙は環境に悪い? 誤解を解く6つの真実」というものがあります。紙製品の環境への影響を考える時には、多いに参考にしていただけると思います。
再生産可能な木材を利用し、かつ高度な古紙リサイクルシステムを持つ紙は、「持続可能性 =サステナブル」に優れた素材と言えると思います。
トップページの右側にリンクがありますので、是非ご参考にしてください。
その上の「紙と森に関する基本的読本」も参考にしていただけると思います。
紙製品の環境への影響を考える時には、「紙は環境に悪い? 誤解を解く6つの真実」と「紙と森に関する基本的読本」が基本的な情報として役立ちます。
紙製品の「持続可能性 =サステナブル」に優れたポイントを挙げてみます。
- 再生産可能な木材を利用し、かつ高度な古紙リサイクルシステム持つ素材です。
- 紙を作ることが森林破壊につながるとことは、ほとんどありません。
- 紙の原料の64%は古紙、その他の36%は木材です。その木材は、植林(植林→保育→収穫→再植林)された木材の他、製材後の残材や間伐材など、紙の原料にならなければ燃料として燃やされるか、他に使い道がなく廃棄されるものがほとんどです。輸入パルプも全体の6.2%を占めていますが、ほとんどが植林木由来で、森林認証または管理木材の証明を受けているものです。
- 紙の原料となる木は二酸化炭素(CO2)を吸収し、炭素(C)が固定された状態で紙になっていきます。紙にならない部分や紙を焼却した際に排出されるCO2は、木材の成長過程において、吸収・固定されたCO2とみなされ、新たにCO2を排出したことにならないと考えられています。これがカーボンニュートラルという考え方で、この考えは世界中に認められており、化石燃料由来の素材にはない紙の優れた特徴です。
- 紙は自然界で分解される地球環境にやさしい素材です。
※「紙は環境に悪い? 誤解を解く6つの真実」と「紙と森に関する基本的読本」からの引用。これらの資料には、図解やデータ、写真なども豊富に用意され、わかりやすくまとめられています。是非、ご参照ください。
SDGsとゼロセパラベル、ライナーレスラベル
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略であり、「持続可能な開発目標」と訳されています。
2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標です。
SDGsは、17の目標と169のターゲットで構成され、ターゲットは、17の目標を達成するための具体的な行動内容を定めています。
いわゆる「アジェンダ30・SDGs17」です。皆さんご存知ですよね。
SDGsと検索すると、外務省のコンテンツが一番上に掲示されました。
SDGsに関する基礎的な情報が集まっています。SDGsの17の目標と169のターゲットは、こちらに掲載でされています。
紙製品の「持続可能性 =サステナブル」に優れているポイントから、SDGsにどのように貢献できるかを考えてみます。
- 1 貧困をなくそう 1.5
- 2 飢餓をゼロに 2.4
- 3 すべての人に健康と福祉を 3.9
- 6 安全な水とトイレを世界中に 6.4、6.5、6.6
- 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 7.2
- 8 働きがいも経済成長も 8.4
- 12 つくる責任つかう責任 12.1、12.2、12.5、12.6、12.7、12.8、12.a
- 13 気候変動に具体的対策を 13.1
- 14 海の豊かさを守ろう 14.1
- 15 陸の豊かさも守ろう 15.1、15.2、15.3、15.4
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルを使用することは、SDGsの10の目標、21のターゲットに貢献します。
SDGsへの取り組みが会社のテーマに挙がっており、現在購入されているもの(ここではラベル用紙)の見直しを検討されているようでしたら、ゼロセパラベル、ライナーレスラベルは有力な候補の1つになると思います。
ゼロセパラベル、ライナーレスラベルにご関心のある方は、お問い合わせフォームからお願いします。
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