学会ポスターとして人気のインクジェト不織布、介護用品、クッキングペーパー、化学防護服など、多彩な用途に活躍する「不織布」
不織布(ふしょくふ)とは、正に字のごとく、「織らない布状のもの」のことです。
繊維を織らずに絡み合わせたシート状の素材であり、様々な用途で活用されています。最近では、農業用の資材として利用されたり、不織布でつくられた袋なども展示会などでよく使用されるようになりました。
不織布でできたCD/ DVDケースなどを手にされたこともあるのではないでしょうか。
当社も早くから不織布素材の可能性に注目して、様々な商品を開発、また、販売してきました。今回は、不織布の用途分野をご紹介します。
【用途分野①】インクジェット不織布の特性を最大限活かせる「学会ポスター」
「インクジェト不織布」とは、不織布素材を大判プリンター用紙として、製品化したものです。
プリンター用紙の紙加工メーカーならではの製品とも言えます。
この「インクジェト不織布」は、特に学会で使用されるポスター用途に使用されるケースが年々増えてきています。不織布の特性が、紙のポスターの不便さを解消できるということで大変好評な製品です。
その理由は大きく以下の4つがあげられます。
1.シワになりにくい・巻きグセがつないない
不織布の特長としてシワになりにくく、巻きグセがつかないといった特性を持っているため、折りたたんでカバンに入れて持ち運ぶことができます。
学会参加の出張には、荷物はなるべくコンパクトにしたいということで、好評です。
2.印字適性に優れ、画像を美しく表現
インクジェット専用の不織布メディアとして開発しましたので、テキストはもちろん、グラフや写真などの画像も美しく表現できます。
3.耐久性のある丈夫な素材
紙メディアに比べると大変丈夫な素材です。傷んだり、破れたりし難く、繰り返し利用可能な点も評価されています。
4.ヒートカットが不要
耐久性があり、折りたためるメディアとしては、クロス系のロール紙も該当します。
しかしながら、一般的なクロス素材は布素材のため、ほつれを防止するためのヒートカット処理が必要です。「インクジェット不織布」は、カッターでカットしても、ほつれることなく、そのまま使用できます。
後処理の容易さも採用されているポイントです。
「インクジェット不織布」の学会ポスターについての詳細は以下から。
紙のポスターの問題点を解消!学会ポスターなら「インクジェット不織布」がおすすめな4つの理由
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【用途分野②】不織布を温かい「ウェットティッシュ」として、いつでも
天然パルプを主原料とした不織布は、ソフトで弾力性があり、吸収性や保水性に大変優れています。
これをロール状にした専用ティッシュと、温めるためのポット状の「ホットルプロ」を販売しています。
主な用途は、
- 介護・医療の現場での排泄介助
- 在宅介護での排泄介助
- 赤ちゃんのおしり拭き
- オイルやゼリーなどの拭き取り
などです。
【用途分野③】プロ用、高品質「クッキングペーパー」
当社製品の「料理自慢のクッキングペーパー」は、高品質不織布を使用しています。肉や魚の保鮮や解凍時のドリップ吸収など、調理のプロから高く評価されています。
調理の分野でも、不織布は活躍しています。
【用途分野④】化学防護服にも不織布が活躍!
不織布が活躍している用途の1つに、化学防護服があります。
当社では、不織布の化学防護服をメインとした労働安全衛生用品について、マスクやゴグル、手袋など、必要とされるレベルに応じたセットでのご提案を行っています。
電力会社や警察、消防庁にも採用実績のある「除染・アスベスト・ダイオキシン対策用防護具」から、「家畜保健衛生所向け防疫服および関連用品」など、様々な分野に対応した多彩な商品群を取り扱っています。
いかがでしたでしょうか?不織布と言えば、「マスク」に使用されている素材で比較的馴染みのある素材ではありますが、たくさんの用途分野があります。
厚みや製造方法、添加物、加工などによって、様々な特性を持たせ、用途分野を拡張しています。今後も、不織布素材を活用した新商品の開発に取り組んで参ります。
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